産卵期の近海マグロ漁獲制限を求めたい!
誰かを責めるのではない、
近海マグロ資源を守るのだ!
どんな大物も竿一本で仕留める壱岐の鮪漁師たち。
東の青森・大間、西の長崎・壱岐は
一本釣りによる近海生マグロで高い評価を得ている2大マグロ産地です。
我々壱岐の鮪漁師たちは海の資源を護るために撮りすぎないよう一本釣り魚法、立て縄漁法を守ってきましたが、我々の一本釣り漁場の近くで大型巻き網船は親マグロも子マグロもごっそり持って行ってしまいます。 今年6月ひと月だけですが、境港に水揚げされたマグロの本数は23.630本
20kg〜100kgサイズ。すべて巻き網によるものです。
一方、勝本漁協の6月の鮪の水揚げは107本!30kg〜200kgサイズ。これは40隻による水揚げ。
壱岐の漁協すべて合わせても せいぜい500本程度でしょう。
境港なら壱岐の海域じゃないでしょ、と思われるかもしれませんが、鮪は回遊魚です。春に南の海から北上し、春前に南の海(台湾・沖縄海域)に繁殖のために戻り、4月5月に繁殖期を迎えますます。
一部は6月7月ごろ玄界灘から山陰沖でも繁殖 。エサとなるイカ・サンマなどの多い海域が回遊ルートになり、日本海から東シナ海に抜ける壱岐対馬の海は北の海から繁殖のために南に戻るマグロ、繁殖後南の海から北に上る親マグロ、子供のマグロの通り道です。
そこに巻き網のような漁法を続ければ、特に産卵期前後に一網打尽にするならマグロ資源は 早期に枯渇します。現実に毎年の漁獲量は激減しています。
壱岐の島のマグロ漁師で 「壱岐市マグロ資源を考える会」
が2013年10月に結成されました。
壱岐市マグロ資源を考える会は、巻き網船団を非難する団体ではありません。
マグロ資源を枯渇させないために産卵期の近海マグロの漁獲制限を求める事を主な目的としています。
産卵期のマグロを大量捕獲する事が、いかに資源枯渇の原因で有るかを知ってもらい、近海マグロの適量漁獲、漁法規制、漁場規制、違法操業対策など、今後関係省庁、団体に働き掛け、全国的に永続的マグロ資源保護運動を広げていく計画のようです。
日本各地の近海マグロ漁業者のみならず、
都市部の消費者の皆様のご理解とご支援をお願いたします。
文責:電脳屋<馬場先組>斉藤
電脳屋<馬場先組>fb
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